泡のレストランに行く。

５月のある晩、行ってきたよ。

 

西麻布にある

 

 

L'Effervescence（レフェルヴェソンス）。

 

 

ここ、食べログの口コミでは、評価 4.51 ！

 

すごいよね、

 

フレンチ大好きなので行きたかったお店のひとつ。

 

 

お料理は、コース『願いと光』、１種類のみ。（￥16.000）

 

それにお料理に合わせてワインを出してもらうことに。

８種ワインコース（￥14.000）。

 

 



シャンパンとオリーブ。

 

 

一皿目は、

『とうもろこし、しじみ、ウニ、エストラゴン、トマトを２口で』

 

 

ひとさじ毎に違う味が楽しめるの。

いちいち、おっ？って感じ。

二口じゃもったいなくて、ちょっとずつ食べた。

 

ワインは、オーストラリアのオーガニックワイン。

野菜の香りがするの。びっくり！
 

 

二皿目は、

『アップルパイの様に＃19～』

 

タラバかに、安納芋、柚子を３口で。
 

出てきた瞬間、

ファストフードのアップルパイを思い出させる一品。

シェフの遊び心だそう。

とはいえ、中身はゴージャス。

熱々。猫舌の私は涙浮かべながら。

 

 

三皿目。

『炎』

 

上り鰹の藁焼きと月山筍、

モリーユ茸、大場のソースとその花。
 

厨房で、藁で焼いているんだそう。
 

「その時はフレンチの厨房とは思えませんよ」。

 

四皿目。

『定点』

 

丸ごと火入れした蕪とイタリアンパセリのエミュルジョン、

バスク黒豚のジャンポンセック＆ブリオッシュ。

 

このお料理は、ここのお店の一番の名物なんだって。

所謂低温調理なのだと思うんだけど、

何時間も掛けてカブを火入れしてあるから甘くてさわやか。

これも有り難く、ちっちゃく切って食べたよ。

次はどんなワイン？と思ったら日本酒が。

ソムリエさん曰く、

ワインにとらわれず、お料理に合わせてます、って。

なるほどねー。これがマリアージュってやつなのね。

 

五皿目。

『花たち』

アイナメをプリッと焼いて

桜の花のブールブランとふきのとうのピュレ、
 

山独活、八朔の葉のオイル、白味噌のエミュルジョン、

野生の胡椒、パンプルネル。
 

もうどれもこれもいちいち美味しくて。
 

文字で見ても、

なんのこっちゃ？

って感じなのもあるんだけど、

とにかく美味しい。それでいいや。ワインももちろんgood

 

 

六皿目。

『春の温度』

 

フォワグラのナチュレル、

金美人参のピュレとそのキャロットケーキのかけら、
 

サントモール＆セミドライトマト、しょっつるのキャラメルと芹の葉。

 

濃厚！でもあっさり。

 

七皿目。

『右と左で～金宣烏龍茶』

 

 

「ゆっくりと味わってみてください」
 

？！
 

なにこれ？！

って言うのが一番の感想。
 

口の中で、右と左の温度も味わいも違うの。

「どうなってるの？？？」って聞いたら
 

「あと２回来て頂いたらお教えします」って

・・・謎を解く為にあと２回かぁ。。

 

 

八皿目。

『寒さの下の春』

 

 

石黒牧場のホロホロ鶏を炭火で、

ソテーした白菜のエキス、新筍、マッシュルームの砂。

 

お肉が力強い！

白菜もソテーしただけでこんな！

この黒い砂ってマッシュルーム？

この一皿もすごく印象的。
 

 

九皿目。

『厳選チーズあるいは時季のお野菜』

 

お野菜を選んだよ。
 

ここでサラダが出てくるなんて、むしろいいかも。

ソルベなんかよりすっきり気分。

合わせたのはワインじゃなくてまた日本酒。わぉ。

 

十皿目と十一皿目。

『春よ恋』

 

さちのかと北海道のクレープ、

富士酢のギモーヴと桜の葉香るアイスクリーム、

ディルの花と焼酎を一杯。

白米甘酒のソルベ、ハルカ、サツマイモ。
 

 

説明いらず。。メニューの通りの盛り合わせ。
 

これね、、、これはね・・・ちょっとダメだった。

お酢のマシュマロ、クセのあるアイスクリームに、

甘酒シャーベット、

そこに焼酎が掛かってるのね。

えっとクレープとイチゴだけでいいです・・

 

右側のは

これがね。。

私は遠慮させて頂いてお土産にして差し上げたんだけど、

後日聞いたら、これチョコのは中に梅干し、

マカロンみたいなのは、なんだったっけ・・・

とにかく不評でございました。・・・残念。かわいいのに・・・。

デザートワインとWエスプレッソでごちそうさま。

 

 

デザートは、私の口には合わなかったけど、

野菜も肉も魚も作った人、獲った人の思いと、

シェフの丁寧で心のこもった調理法が

見える料理の数々。

どのお皿も野菜がふんだんに使われていて美しい。
 

一皿一皿わくわくしたし、

サービスも丁寧で本当に楽しかった。

泡という意味をもつ、店名の L'Effervescence 。

 

お店の看板も、

そしてお料理に使われているお皿も

 

それを感じさせてくれるよ。

メニューは月替わりかな、また行こう。

 

 

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さんきゅー！

あと２回は行かなくちゃ。謎解きに。